昼食の時間になったよ
身体中がズキズキするけど
ご飯食べないとね
だって昼食のメニューは
身体中がズキズキするけど
ご飯食べないとね
だって昼食のメニューは
母が作ってくれたおにぎりだからね
けど
一緒に食べる友達はいないけどね
一人教室で
3つのおにぎりを食べるよ
鮭が入ってる
うん
おいしい
次は昆布だ
けど
おにぎりを取ろうと思った時
おにぎりが入った器ごと
誰かに取り上げられた
見上げると
香苗だった
香苗はついて来いといわんばかりに
顔で合図して
歩いて行った
母に作ってもらったおにぎりだし
器は俺のだから
返して貰わないと
俺は香苗の後をついて行った
ついた先は
誰も来ない廊下の突き当たり
俺は返すように言ったんだ
すると香苗は
「このおにぎり美味しそうね」
「もっと美味しくしてあげる」
そういうと持っていた器を逆さにし
2つのおにぎりが廊下に落ちた
そのまま無言で
おにぎりをローファーで踏み潰したんだ
三角形の厚みもあるしっかりした美味しそうなおにぎりが
ぺちゃんこにされた
さらにその物体を
地面とローファーの靴底で上下から圧迫されて
おにぎりは無残に汚れた米として廊下に散らばっている
「さ、召し上がれ。口だけでね」
召し上がれって何を?
口だけで?
意味が分からない
しかしこの状況から
廊下に散らばった
汚れが廊下と靴底によって
沢山付着している食べ物のことを言ってるのだろう
逆らうと蹴りが飛んでくるし
母が作ってくれたおにぎりを
このままにするのは駄目だ
俺はゴミ同然の食べ物を
跪いて
手は使わず
口だけで食べた
厚みのある物は口で銜えて
ぺちゃんこにされている物は舌で剥がすように食べた
全部食べきって
見上げると
「ここにもまだ残ってるよ」と
靴底を見せてきた
香苗は壁にもたれながら片足を上げ
俺は両手でローファーの側面を大切に持ちながら
靴底を米の白色がなくなって
本来の黒色になるまで舐めあげた
靴底が綺麗になって
その旨を伝えた
すると靴底が顔に当てられ
そのままローファーで押し倒された
そして顔を靴底で擦るように踏みつけながら
「よくできました」
と言って香苗は教室に戻っていった
けど
一緒に食べる友達はいないけどね
一人教室で
3つのおにぎりを食べるよ
鮭が入ってる
うん
おいしい
次は昆布だ
けど
おにぎりを取ろうと思った時
おにぎりが入った器ごと
誰かに取り上げられた
見上げると
香苗だった
香苗はついて来いといわんばかりに
顔で合図して
歩いて行った
母に作ってもらったおにぎりだし
器は俺のだから
返して貰わないと
俺は香苗の後をついて行った
ついた先は
誰も来ない廊下の突き当たり
俺は返すように言ったんだ
すると香苗は
「このおにぎり美味しそうね」
「もっと美味しくしてあげる」
そういうと持っていた器を逆さにし
2つのおにぎりが廊下に落ちた
そのまま無言で
おにぎりをローファーで踏み潰したんだ
三角形の厚みもあるしっかりした美味しそうなおにぎりが
ぺちゃんこにされた
さらにその物体を
地面とローファーの靴底で上下から圧迫されて
おにぎりは無残に汚れた米として廊下に散らばっている
「さ、召し上がれ。口だけでね」
召し上がれって何を?
口だけで?
意味が分からない
しかしこの状況から
廊下に散らばった
汚れが廊下と靴底によって
沢山付着している食べ物のことを言ってるのだろう
逆らうと蹴りが飛んでくるし
母が作ってくれたおにぎりを
このままにするのは駄目だ
俺はゴミ同然の食べ物を
跪いて
手は使わず
口だけで食べた
厚みのある物は口で銜えて
ぺちゃんこにされている物は舌で剥がすように食べた
全部食べきって
見上げると
「ここにもまだ残ってるよ」と
靴底を見せてきた
香苗は壁にもたれながら片足を上げ
俺は両手でローファーの側面を大切に持ちながら
靴底を米の白色がなくなって
本来の黒色になるまで舐めあげた
靴底が綺麗になって
その旨を伝えた
すると靴底が顔に当てられ
そのままローファーで押し倒された
そして顔を靴底で擦るように踏みつけながら
「よくできました」
と言って香苗は教室に戻っていった
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